好血圧だより

血圧をネタにする不真面目なブログです

2023-01-01から1年間の記事一覧

ありがとうございました

季節が一巡りしまして はやくも、本当にはやくも一年が終わろうとしています。 今年は、異常気象や戦争や物価高や政治の腐敗など、暗い話題が多い年でした。 皆さんにとって、どんな一年でしたでしょうか。 私にとっては、今年もこのブログを読んで下さる奇…

聖しこの夜

盆栽がクリスマスツリーに 全国4300万人の高血圧患者の皆さん、メリークリスマスです。 こんなむさいオッサンも、盆栽でへんてこなツリーを飾り、焼き鳥とケーキと渋い日本茶と血圧の薬をいただいて、一応それらしい気分を味わっておるところです。あと…

キックしたいのはこっちです

怒髪天を衝く 最近のパーティー券関係のニュースを見聞きして ↑ こんな気分のひと多いんじゃないですか? 庶民の生活をとことん苦しくしといて、自分らは濡れ手でアワで違法にガッポリ。どんな神経なんじゃろか。最低限のモラルもあらへんやんか。前々からカ…

季節は足早に、ワタシはのろのろと

せめて気持ちはゆったりと 短い秋でした。もう12月ですか。なにかに騙されとるんちゃうかと思えるほど、時間が過ぎるのが速く感じます。 「絶対に地球の回るスピードは加速してますよ!」と断言したひとがいます。あながちデタラメではないかもしれん、と…

ド忘れ哀歌

アワモリ座じゃなかったような 昨日今日はじまったことじゃないのですが、ド忘れが激しいのです。特にヒトやモノの名前が出て来ないことが多い。つい先日、同年代の知人としゃべっていたときのことです。 知人:「あの~、ほれ、沖縄のなんとかってビール。…

くれぐれも

ご自愛くだされ はつ雪やといへば直に三四尺 一茶 あちこちから雪の便りが届くようになりました。ついこの間まで暑い暑いでヒーヒー言ってたのに、急に冬になってしまいましたな。秋はどこいったんやろ。全国4300万人の高血圧患者の皆さん、お変わりない…

入院中の思い出を語る その8

私は幸運だったのかも 大動脈解離は全身に血を送るパイプ機能が損なわれる病気です。血管の内側が剥がれることによって枝分れ部分がふさがると、その先の臓器に虚血による壊死をおこす恐れがある。これが非常に危険なのです。 心臓へ分枝する動脈がふさがる…

アレの夜 O氏の場合

フィクションですよー その瞬間、O氏は立ち上がり、こぶしを左の掌に激しく打ちつけていた。左翼手ノイジーが最後のフライを捕球した感触を、自分も感じたかったのである。近所迷惑になりそうなほど大きな音をたてて、O氏は二度三度とそれを繰り返した。 …

とりいそぎ

アレのアレです! マンボウ先生、横田慎太郎さん、ありがとう! そしておめでとうございます!! 世界中の虎党の皆さん、かんぱーい! ワシも今夜だけは飲みます! お大痔にー!!

危うきに近寄りたくない

君こそ車に轢かれんようにしなはれ 田舎の道は平和です。大体において、太平楽でノーテンキな散歩が存分に楽しめます。 もっとも、田舎ならではの危険というやつも全くないわけではありません。 例えばこんなのや・・・ 触れなければ大丈夫 こんなのや・・・…

農道をゆく その9

絶好の散歩シーズン 天高く腹肥ゆる候となりました。全国4300万人の高血圧患者の皆さん、いかがお過ごしでしょうか。適度な運動してます? わたしゃテキトーな運動しかできてません。 しばらく前のこと、例のパンストマスク女史が得意満面、といったふう…

輝く我が名ぞ どくとるマンボウ

「神よ」と「たすけてくれ」と「愛してる」が北杜夫の口癖でした 10月24日は、どくとるマンボウこと北杜夫の命日。マンボウ忌です。といっても、私が勝手にそう称しているだけで、世間ではもちろん通用しません。 真夜中のラーメン辛きマンボウ忌 仏式に…

“時雨忌” の由来

旅に病んで夢は枯野をかけ廻る 芭蕉 今日は松尾芭蕉の命日、時雨忌です。旧暦の10月12日は今の暦では11月24日頃で、その頃に降るにわか雨が時雨(しぐれ)。旧暦10月の異称が時雨月ということもあって、芭蕉翁の命日を時雨忌というんだそうで。 恥…

超低体温循環停止法

なんでー??? ついこの間まで暑い暑いでヒーヒー言うてたのに、なんだか、秋を通り越して突然冬になったような寒さですなあ。皆さん、風邪ひいてまへんか? じつは今回、少々の寒さではないハナシなのです。なんせ「超低体温」ですから。どうか暖かくして…

ミスったムーンライト

バニーさんはいるか? 空を歩む朗々と月ひとり 井泉水 昨日は中秋の名月でした。全国4300万人の高血圧患者の皆さん、お月見しましたかー? わたしゃ最近まで「中秋の名月 = 満月」と思ってたんですが、そうでもないんだそうですね。中秋の名月とは旧暦…

おバカ的こころ・・・血圧について考える その8

こんなことにならないように 久しぶりに血圧のことを書こうと思います。 永遠に続くかと思われた暑さも、ようやく先が見えてきたようです。昼間はともかく、朝晩はさすがに秋の気配が濃いのでして、皆さんも乾いた涼風にホッとしていることですやろ。 しかし…

老眼哀歌

近眼で老眼で乱視で飛蚊症 先日、ニュースサイトでこんな見出しを見つけました。 「苫小牧でワニ300キロ密漁」 なんやー? 北海道にワニ? ついに地球温暖化もここまで来たんか! 思わず戦慄したんですが・・・そんなワケないやん。よく見たら「ワニ」じ…

おめでとうございます!

おーん 横田慎太郎さん、天国から見てくれてますよね。ありがとうございます。 18年待ちました。これ以上は語るまい。ただ、じっと嚙みしめていたい。 お大痔に。

もう間に合わない夏休みの読書感想文  阿川さんち父娘編 その2

癇癪も師匠ゆずり? 志賀直哉はたいへんな癇癪もちで、妻子にそれはそれは苦労をかけたそうであります。 文学だけでなくそっちの薫陶まで受けたのか、阿川弘之大先生も家庭での暴君ぶりたるや、それはそれはヒドかった・・・というのは、よく世間に知られて…

もう間に合わない夏休みの読書感想文  阿川さんち父娘編 その1

色んな意味でスゴイ父娘 世に戦争文学と呼ばれる書物はたくさんありますが、わたしが読んだのはごくわずかにすぎません。そのうち特に印象強かったのが阿川弘之著『暗い波濤』です。 阿川弘之さんは太平洋戦争中、海軍の予備学生士官でした。戦後、同期生は…

この夏の思い出

まったくもって 大した思い出ではないのです。楽しい思い出でもない。むしろ、自分はホンマに呆けてきたんやないか、という失敗の思い出を三つばかり。 その1: トンカツにカラシをつけようとしたはずが、気が付いたらワサビをつけておった。 その2: 素麵…

あれも風物詩

キンキンの炭酸でも飲みませう 大動脈解離をやらかす前は、人並みに夏の風呂上りビールを楽しんだものです。 よーく冷えた缶ビールを、缶から直接流し込む。ノドに刺さるような炭酸の刺激が、たまらなくエエかんじ。そして胃の中でしゅわーっと泡立ったガス…

この夏は何で年寄る

散歩で頭がクラクラ 酷暑と台風でお盆は過ぎてゆきました。ご先祖さまも、落ち着かない思いをしたことでしょう。今頃はアノ世でこんな会話を・・・ 「お供えのビールがぬるゥて飲めたもんやなかったわ」 「ウチなんか仏壇の上の天井から雨漏りしよんねん、溺…

雪女郎はどこいった

「しばらく留守にします by雪女」 今回も季節外れの写真を載せてみました。ちょっとでも涼しさを感じてもらえたらエエのですが。 いつぞや、「雪女郎(雪女)」について書いて以来、この妖怪に親しみを感じてきました。今回も写真から涼しい空気を分けても…

お暑うございます

おぼえてますかー? 今年はウサギ年 梅雨明けしていよいよ夏本番です。全国4300万人の高血圧患者のみなさん、いかがお過ごしでしょうか。もう、いい飽きたし聞き飽きたんですが、暑いスねえ。 写真は今年1月、大寒波が来たときに撮ったもの。周りじゅう…

ハナミズ写真集

違います 雨の季節です。豪雨災害に見舞われている地域のかたがたには、心よりお見舞い申し上げるしかありません。ほんとうに、どうかご無事で。 さて、わたしが散歩で撮った花の写真を見ると、たいていの人が「らしくない」といいます。そして花に雨粒がつ…

上行大動脈人工血管置換術  その2

バカ焼き、ではなくてカバ焼きの一歩手前 「DHCA+RCP」 「BT<20℃ → 循停」 「SVCより送血」 「ミオテクター冠注 → 心停」 「中枢側吻合」 ・・・。 看護師さんがとってくれた大動脈解離の手術についてのノートから、ほんの一部を抜き書きし…

上行大動脈人工血管置換術  その1

生きカエル! 数年前に大動脈解離で死にかけ、手術のおかげでこの世に舞い戻ってこられたのは、これまでも度々書いてきた通りです。今回は、その手術とはどんなものであったかのご報告です。 手術から一週間ほどたった頃でしたか、はじめて自分の手術創を鏡…

時の記念日だってさ

ダイヤ通りのウンコウ・・・ですか? 今日は時の記念日。 いまや毎日が「なんとかの日」とか「なんとか記念日」でありますが、この「時の記念日」っちゅうのは、その中でも老舗ではありまへんか? 制定されたのは大正9年だそうです。なんでも明治維新後、西…

晩春から初夏への道で

お堅いところでご苦労さんだす。 出っぱったハラが、ますますせり出してくる気配。物言わぬハズの体重計と血圧計までもが、嘲笑をうかべる気配。歩いても歩いても、減らない体重。そんなら、歩くのやめてしまえー! ・・・そしたら、ますます太ってきた。そ…