好血圧だより

血圧をネタにする不真面目なブログです

“時雨忌” の由来

旅に病んで夢は枯野をかけ廻る  芭蕉

今日は松尾芭蕉の命日、時雨忌です。旧暦の10月12日は今の暦では11月24日頃で、その頃に降るにわか雨が時雨(しぐれ)。旧暦10月の異称が時雨月ということもあって、芭蕉翁の命日を時雨忌というんだそうで。

恥をさらしますと、ワシは全く見当違いの解釈をしていました。と、いうのは『奥の細道』の締めくくりに美濃大垣で詠まれた

 蛤のふたみにわかれゆく秋ぞ

の有名な句がありますよね。芭蕉は大垣から船で桑名にくだり、伊勢神宮に向かったのでありますが、ワシはそこから桑名名物の “蛤しぐれ煮” を連想し、てっきりこの句にちなんで忌日を時雨忌と呼ぶのだと思い込んでおったのです。つまり、この句の蛤 = 桑名のしぐれ煮 = 時雨忌だと・・・。完全にスーパーパーフェクトな見当違いでした。

これまでにも、当ブログは何度か俳聖をおバカにイジってきましたが、今夜あたり芭蕉翁がバケて出てきそうな気がします。

「そらそうよ。翁いわれてもお前、俺50歳やで。おーん、高齢者扱いすな」

 

俳聖は意外にお若かったのじゃ。お大痔に。