彼岸過ぎたのに寒いっスね。2月にはウソみたいにぬくい日があったのに、ヘンな陽気です。桜もどうやら開花予想日よりだいぶ遅れそうですな。
佐保姫の眠や谷の水の音 東洋城
佐保姫とは春を司るとされる女神サマ。この時期、そのご本尊が眠ったままじゃ困るんよね。どこでサボっとるんやろ。いっちょ探して叩き起こしてきたろか。
ところで、春の女神ってどんな姿しとるんですかね? こりゃもう想像するしかない、というか、自由に想像もしくは妄想してよろしい・・・よね。 そこのお父さん、どんなのがお好みでっか? 春だから川口春奈がイイって? なるへそ。なに、願わくば叩き起こすまえに、ちょっと添い寝したいと。うんうん、春ですとそのテの妄想が増進しますなあ。・・・でも、ずーっと添い寝しっぱなしで、起こさへんのとちゃうか? そこのお父さん。
ともあれ、出発です。ワシ、吉岡里帆でもええヨ。添い寝。
花粉がこれほど派手に飛散するのを初めて見ました。一瞬、山火事の煙かと思った。山のあちこちから、ワサワサワサワサと際限なく湧き出すように飛ぶのです。花粉症の人が見たら卒倒するやろな・・・と、しばらく驚異の思いで見つめておりました。これも佐保姫の威力か。
咲いたらあとは散るだけですから、この頃が花にとっては最も楽しい時期かも。
今年はじめて見たツクシ。コイツら、油断しとるといつの間にかスギナに化けてしまうんよね。
スギナと名前は似てますが、杉です。この木の花粉はもう飛び終わったみたい。ということは佐保姫は・・・「通りスギました」
佐保姫とは関係ありませんが、私が人工物で美しいと思うのは古い木造建築です。自然物である木と人間の技術が合体すると、不思議と美しく感じるのですワ。佐保姫も自然の季節と人間の想像力の合作ですから、きっと美しいハズ・・・。
妄念邪念が入ると美しくなくなるみたいです。ちょっと反省。
結局、佐保姫が本格的に起きだした気配は感じられませんでしたが・・・。
ふむ。春の女神とは、案外こういう身近なところにいたのかもしれません。
あ~腹へった。お大痔に。