好血圧だより

血圧をネタにする不真面目なブログです

くれぐれも

ご自愛くだされ

  はつ雪やといへば直に三四尺  一茶

あちこちから雪の便りが届くようになりました。ついこの間まで暑い暑いでヒーヒー言ってたのに、急に冬になってしまいましたな。秋はどこいったんやろ。全国4300万人の高血圧患者の皆さん、お変わりないでしょうか。

先日、季節の変わり目は血管トラブルが多いなんて書きました。その矢先、もんたよしのりさんが大動脈解離で、BUCK-TICK櫻井敦司さんが脳幹出血で急逝されまして、不幸な偶然とは知りながら、なんだか縁起わるいことをしでかしたような気がしてました。空に向かって合掌し、ご冥福をお祈りいたします。

 

さて、話題はがらり変わりまして、陰暦11月19日は俳人小林一茶の命日。一茶は52歳ではじめておヨメさんを貰いますが、よほど子供が欲しかったのか単におスキだったのか、若い奥さんとガンバリまくったそうですな。彼の『七番日記』には「ヨメと月見して三交」、その翌日から五日間連夜「三交」、その翌日は「四交」、さらにその翌日は「五交」なんて記してある。「交」がナニを意味するかお分かりですよね? 説明は野暮なので省略しますが、8日間で27回。オットセイか!

一茶は当時53歳ですぞ。江戸時代の53歳よ? 現代人のお父さんだって、53歳で一晩に3回戦は大変ですやろ。そこのアナタ、できます? 少なくともワシには絶対無理。まして5回って・・・感心するべきか呆れるべきか。とにかく、驚異の精力絶倫俳人でありました。しかしそのヤリ過ぎがタタったのか、一茶は中風になります。つまり脳卒中ですね。何度目かの発作で文政十年十一月十九日、65歳で世を去ります。やはりこの季節、からだに無理をかけてはあきまへん。高血圧患者の皆さん、くれぐれもご自愛くださいますように。

本文とは関係ありません

  送り火や今に我等もあの通り  

一茶が亡くなる年のお盆に詠んだ句です。死期を悟っていたのですなあ。

え、なんだす? 一晩に2回までなら大丈夫かって・・・知らんわ! 

くれぐれもお大痔に。