二週間ほど前に撮りました。もっと早く載せればよかったのに。サボっていてすみません。
木々は秋の終わりから冬いっぱい、外観はなんの変化もなく、生命活動を止めとるようにも見えるんですが、内側では春に備えてちゃーんと動いとるんですね。植物の生命力っちゅうのはスゴイもんやな、と近頃つくづく思うんです。カレンダーも持ってないのに時期が来ればちゃんと花が咲くんですからな。
それどころか、根から土中の水分と養分を吸い上げ、葉っぱから空気中の二酸化炭素を取り込むだけで、あとは葉緑素がナニをナニしてナンとやら、酸素からタンパク質から脂肪分までつくり出してしまう。植物よ、あんたは天才か? て言いたい。
春の花は桜だけではありまへん。ここにも偉大な花が・・・。
純朴可憐なイメージの花。ですが、太い根っこが何十センチもふかーく伸びていて、引き抜こうとしたって抜けるもんやおまへん。腰痛めるのがオチです。見た目と違ってド根性の持ち主です。
話しはとぶようですが、人間の女性にも、見た目はタンポポのように可愛らしいのに芯の強いヒトっていますな。可憐な容貌に惹かれていっしょになったはええけど、奥方のホンマの性格を知った時にはもう遅く、「ありゃタンポポやない。ドンボボや」。 泣いている男を知っております。お気の毒に・・・ナマンダブナマンダブ、ちーん。
なんとアスファルトから直に生えとる。繁茂禁止といわれてもこの花は咲きますよ絶対。すみれさん、という名の女性もおられますか・・・。ツヨイんかなあ。
この木は切られさえしなければ、今も金網をくわえ込んだまま生きていたはず。人間もこれくらい強くありたいもんです。ただし、他者(家族含む)には優しくお願いしまース。
植物は他の生き物を養う存在でもあるのですな。むろん人間もそのお世話になっております。食べるのはもちろん、呼吸できるのだって植物のおかげですヨ。植物なくして人間なし。人間は万物の霊長なんていいますが、なんだか思いあがった考えという気がしまへんか。そんな偉大な霊長さまが、なんで自然破壊や戦争なんぞやらかすのやら。
ガラにもない思索にふける散歩でありました。春はアタマの調子が狂うのヨ。
コロナ変異株にもご用心。お大痔に。