いやシンゾウケッカン外科です。なんの話しって、我が主治医である先生のことです。
よく 「 バカは死ななきゃ治らない 」 なんて言いますが、そうであるなら先生は私のバカが治るチャンスをブチ壊した張本人・・・ってこらー! そんなコト言うとバチが当たるぞ。命の恩人なんですから。そうですとも。
「せっかく極楽浄土に行きかけてたのをムリヤリ引き戻したオセッカイ」
・・・だから言うなバカ!
えーと、無礼千万なタワケはこれ位にして(最初から言うな)、真面目な話し、お医者さんというのはつくづく偉大だなと思います。医大を出てるから偉大というのではありません。つまらんシャレも言うな。
どう偉大って、とにかく忙しいのダ。私が入院中思ったのは、この先生家に帰ることあるのかな? てことです。朝もはよから病棟に来て、それから外来、宿直、週末の当直、勉強会、学会や会議、等々・・・。それに外科の先生には手術がある。予定手術だけじゃなくて、夜中に救急搬送されてくる患者(私もそうですが)の緊急オペまで。
この手術がまた大変。私が受けた ” 上行大動脈人工血管置換術 ” というのは6時間ほどかかったそうですが、そのあいだ先生は立ち詰めで飲まず食わず、トイレへも行かず集中と緊張しっぱなしなんだという。ときには10時間以上かかるケースもあるそうですが、それでもやはりぶっ通しでやり切るそうです。いやはや超人だあ。医師の膀胱ってどうなってんのかね。さらに、休みの日でもおちおちヨッパラってなんかおれません。呼び出しがあれば即出動だ。キツイ仕事ですよこれは。きっとすごいストレスでしょうなあ。それでも命を救う為に黙々と頑張っておられる。
これを偉大と言わずしてなんとする。私にいわせりゃリアル薬師如来だ。燈明あげて拝みたくなります。オンコロコロセンダリマトウギソワカ。(←薬師如来の真言です) 感謝と尊敬を込めて・・・チーン。
書く前 127/76 → 書いた後 125/80
ほとんど変化なし。感謝は血圧を安定させるんでしょうか。
先生方、ほんとにお大痔にー!
追記:アフガニスタンで亡くなられた中村哲先生のご冥福を心よりお祈りします。