近頃は、普段お世話になっている病院のことが心配で、なにかというと入院中のことを思い出すのです。(わたしは大動脈解離という病気で入院していました)
たとえば、手術から数日後に尿道カテーテルを抜かれ、陰部洗浄というオムツプレ・・・もとい、医療サービスを受けたコトなんぞは今でも鮮明に思い出せます。
え~、陰部洗浄というのは、患者のカラダを清潔に保つための崇高な医療行為でありますが、わたしが語るとなんだかヒワイで下品な話しになりそうですので、具体的に描写するのはやめます。ただ、担当の若い女性看護師さんが二人がかりで、なんだかえらく楽しそうに洗ってくれた、とだけいっておきましょう。
そして「 こんどからこれにオシッコとってください 」とベッド横に置かれたのが尿瓶でありまして、その実物を手に取るのは、わたし生まれて初めてでした。黄ばんだプラスチック瓶にまじまじと見入る患者に、看護師さんがたずねます。
「初めて尿瓶にするオシッコを医学用語でなんというか知ってますか? 」
知りまへんなあ。・・・すると彼女ら声を揃えて
「シビン一番搾り! 」
これには不覚にも大ウケしまして、胸の手術痕が痛いのにヒクヒク悶えながらバカ笑いしたもんでございます。それを満足そうに、また得意げに見つめてくる看護師さんの表情もはっきり覚えております。
《ダジャレはおっさんだけのモノではないのじゃ》
そんな 彼女たち、元気でやっとるかなあ。どうかご無事で・・・。
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暇ですが、家でダジャレでもヒネりましょうか。お大痔に。