サバのことは置いときまして、今日は国際女性デーでもあります。
英誌エコノミストによると、日本の女性の働きやすさランキングは調査対象国２９ヵ国中２８位だそうで。あーあ、ほぼドベですな。ほいじゃ、日本は男にとって働きやすい国かといえば、それもちょっと違うような気が・・・。ま、それも今は置いときまして、とにかく、日本がジェンダーで世界標準から遅れているのは確からしいです。
昔むかしの日本は、むしろ女性上位社会だったのとちゃいますか。だって、日本神話の天照大神（伊勢神宮の祭神です）という女神は、太陽神にしてヤオヨロズの神々のトップ。 ジャパン神さまホールディングス の女性ＣＥＯですヨ。卑弥呼という女王様もおったしね。ムチで男どもをシバき倒していた・・・かどうかは知りませんが。
それほど昔でなくても、杉浦日向子さんの著書によれば、武家などは別として江戸の町の庶民層では、かかあ天下が普通だったそうです。朝、まず旦那さんが起きて朝ごはんをつくり弁当をつくり仕事に出かけたあと、おかみさんが起きてきて、旦那さんがつくった朝ごはんをゆっくり食べる。それが当たり前だったんだと・・・。女性の仕事にもそれなりの敬意が払われていて、大名行列の前を横切るのが唯一許されていたのは、お産婆さんだったそうです。
明治維新後、日本は必死に西洋のマネして男性上位社会をつくりましたが、現在はまた西洋に置いていかれてあわてとる。いろいろ経緯や事情があったとはいえ、あまりお利口さんには見えまへん。べつに女性にゴマする気はないですが、江戸時代の文化を残しとけば、今頃は世界をリードするジェンダー大国やデ。首相、「異次元の先祖返り」でもしてみたらどないだす？
話しは変わりますが、アメリカでのある調査では、主治医が男性医師である患者より、女性医師が主治医である患者のほうが、わずかながら長生きするという統計があるそうです。このデータは社会のあり方について、何ごとかを示唆してはおりまへんか？
数年前、複数の医大の入試で男子の点数にゲタ履かせて合格させ、合格点とっていた女子を落とした、などという文明国とは思えない不祥事がありました。それに国会議員の口利きで金持ちの馬鹿息子を裏口入学させていた、なんてオマケまでついて・・・。こんなことでは、優秀な若者、とくに女性はみな外国へ逃げ出してしまうぞ。ただでさえ少子高齢化で国が滅びそうなのによ。
サバも国産のはめっきり獲れなくなってるそうです。ウチで食べてるのはノルウェーからの冷凍ものばかり。それでも美味しいですけど。ノルウェーはジェンダー先進国ですが、それで魚も美味いのかなァ・・・。
男も女もサバサバと、お大痔に。
