好血圧だより

血圧をネタにする不真面目なブログです

もう間に合わない夏休みの自由研究   この国のオトナたち

子供たちにどう説明します?

むかし、勝海舟は「職に貴賤はないが、生き方には貴賤がある」と言ったそうな。

昨今、この国のえらい人達がやらかした色々なニュースを見聞きするにつけ、この言葉を思い出さずにはおれまへん。国や企業のトップにいる人物の生き方というのは、ずいぶん下等なんやね。名こそ惜しけれ、つまり恥ずかしいことをするな、という日本古来の価値観は、あのヒト達からは完全に失われております。

「清貧」という言葉もとうに死語になってしまいましたが、それだって海舟のいう生き方の貴人ですやろ。そういや、パパ活議員もまだ辞めてませんね。「性貧」男め。あのヒトのボーナス286万円やて。もちろん税金から・・・何をかいわんや。

西洋にはノブレス・オブリージュという概念があって、これは「地位の高い者はその分重い責任を負う」ということだそうですが、現代日本にはそれもないスね。秘書とか、誰かに責任なすりつけるのは得意なヤツは多いけどね。

おバカの考察 その1 : 日本では偉い人ほど恥知らずで無責任です

 

勝海舟は「愛国者を自称する連中が国をダメにする」という意味の事も言ったそうな。

国民に愛国心を持て、なんて言いながら、外国のカルト集団による霊感商法で泣いた国民を置き去りにして、さらにその集団とベッタリってアンタ・・・。よくそれで「道徳教育」だの「美しい国」だの言えたもんダ。

おバカの考察 その2 : 腐ったナショナリズムは、見苦しいだけでなく極めて危険です

 

イギリスのなんとかいう哲学者は「しょせん国民はそのレベルなりの政治家しか選ばない」という意味の事を言ったそうな。う~ん、そうですか・・・ま、そうかもなあ。あんな連中を議員にしちゃったのは、有権者である国民ですもんね。悪行三昧の権力者は、恥知らずで無責任なわれわれ自身が生んだのであります。

おバカの考察 その3 : ワシら自身の程度が低かったのですヨ

 

 

若い人や子供たちへ 伝えたいこと:

この国には「今だけ金だけ自分だけ」という “三だけ根性” が骨の髄までしみ込み、バレなきゃ何しても良い、と思い込んでる醜いオトナが大勢おります。

我ながら身勝手なお願いだと思うのですが、これからの日本を創ってゆく世代には、そういうオトナ達をどうか反面教師にして頂きたいのです。目先だけのケチくさい損得勘定や、とかく他者を見くだそうとする偏狭な傲慢さや、政治への無関心無責任さによって、日本はじつに恥ずかしい国になってしまいました。

どうか、皆さんは「名こそ惜しけれ」の誇り高い精神を取り戻してください。他人を不幸にしたり、だましてでもゼニ儲けしよう、という恥ずかしい考えは絶対持たないでください。そして日本国民というより、地球市民として広い視野を持ってください。

これは次世代へのお願いでもあり、おバカなオトナの一人としての懺悔でもあります。

 

 

ごめんなさいでした。お大痔に。