この冬は寒いスね。昨年は暖冬で雪も少なかったですが、今シーズンはその分も、いやそれ以上のドカ雪で、災害級の大雪ニュースに驚くばかりです。
なんでも、この大雪は地球温暖化が原因のひとつという説があるとか。暖かけりゃ雪は少なくなるんとちゃうの？ と私なんかは思うんですが、どうもそんな単純なことではないらしい。この学説をおバカなりに解釈しますと・・・
地球が暖かくなる → 海水温も上がる → 日本海から蒸発する水蒸気量が増える → 降雪量も増える。
・・・てことらしいのです。海からの水蒸気をたっぷり含んだ空気が、シベリア高気圧に押されて湿った風となり、日本列島の山にぶつかり水分を堪えきれなくなってドバドバお漏らしをする・・・。比喩がババっちくて恐れ入りますが、夏は太平洋高気圧に押された湿った空気が山にぶつかってお漏らし・・・。要するに夏の大雨と冬の大雪は、風向きの南北が逆なだけで理屈はおなじなんですね。わたしゃつい最近までこういう事を知りませんでしたが、聞いてみればなるほどそうかと納得できたのであります。
で、納得しにくいのはヒトの世の理屈でありまして、太平洋のむこうでは気候変動にまったく無頓着な大統領がようやく退場の運びとなりました。アメリカ人の半分強はいったん理性を取り戻したように見えますが、そもそもなんであんなゴロツキを支持するヒトが大勢いるのか、よく分かりません。いえ、我が国の事情だって似たり寄ったりかもしれまへんデ。どうも政治家を選ぶ国民のセンスは日本も似ている気がするのでして・・・ああ寒い。今年は衆院選挙あるんですか？ 投票率また低いんですか？ ・・・寒いよー。
新しき年の始めの初春の今日降る雪のいや重け吉事 大伴家持
今日降りつもる雪のように今年は良いコトがいっぱいあるとエエなあ。と詠んだ家持さんは、都から遠い地方に左遷されてもへこたれませんでしたとサ。いろいろとお寒い現代人も、大雪やコロナにへこたれずがんばるベ。
心だけはどうか温暖で。お大痔に～。
