好血圧だより

血圧をネタにする不真面目なブログです

もう間に合わない夏休みの自由研究   100にまつわるあれこれ

 

百日紅は英語で「100day's red」
真っ赤なウソ八百です

近頃、やけに水木しげる先生に関係したテレビ番組やっとるなあ、と思ったら今年が水木しげる生誕100周年なんだそうで。それでかァ・・・。

それに因んだのか、『水木しげるの妖怪百鬼夜行展』の巡回展がくるそうで、ぜひ観にいきたいと思っとります。そうそう、ゲゲゲの鬼太郎には「百目」という妖怪も出てきました。全身に目があって、あれは気色悪かった。夜道では絶対に会いたくないのう。ホンマモンの百鬼夜行は願いさげです。昼間のネコ娘くらいならエエですけど。

水木先生自身、どこか妖怪じみたところがある御仁でしたから、もう少し、あと100年くらい生きて欲しかったですワ。合掌。

 

話しはとびます。先日テレビでメジャーリーグ観ていたら、解説者の山下大輔さんが興味深いお話しをされてました。曰く「今年はフォークボールという球種が日本に伝わって100周年の節目」だそうです。大正11年の日米野球で来日したアメリカの投手が日本の選手たちに教えたんだそうで。当時のアメリカでは、かのベーブ・ルースが打者として大活躍していて、なんとかルースを抑えようと考えだされたのがフォークボールだったのではないか、という話しでした。勉強になりますなあ。

現在では、フォークボールを投げる投手は本家より日本のほうが多いようです。’95年にメジャーリーグにデビューした野茂英雄によって、当時のアメリカ人の多くはフォークボールを初めて見た、ということですから、野茂投手はフォークボールアメリカに逆輸入したと言えるかもしれません。

また少し話がそれます。今年の夏の甲子園は、野球伝来150年のこれまた節目の年に、初めて東北勢が優勝する劇的な結末でした。仙台育英の監督さんのインタビューでの「東北のみなさん、おめでとうございます。100年開かなかった扉が開いた」という言葉は、多くのひとびとに永く記憶されることでありましょう。

優勝旗が白河の関をこえる、ということは単に高校野球界だけの問題ではなく、東北の人々にとってはもっと特別な意味があるのかもしれません。明治維新以来、薩長閥から「白河以北一山百文」なんてひどい言葉で馬鹿にされてきた恨みが、東北にはある、と聞きます。今回、仙台育英が決勝で破った相手が、ふるい言い方をすれば長州の代表校だったのは、じつに不思議な運命の巡り合わせやな、と私は思うのです。

 

蛇足ながら、百日紅と書いてサルスベリと読みますね。なんでこんなややこしく難しい読みをするのか、それこそ自由研究のテーマになりそうな気がします。

 

 

こんな文章で100点はとれまへん。お大痔に。