好血圧だより

血圧をネタにする不真面目なブログです

司馬さんの言葉

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割れた石に咲くスミレ。自分にきびしい自己を確立したようで。

おウチで何してます? 

わたし、久しぶりに頑張って本を読もうと思いまして、司馬遼太郎を本棚代りのミカン箱から取り出してきました。今日読んだのは『十六の話』という本の  ” 二十一世紀に生きる君たちへ ”  という章です。小学六年生の国語の教科書のために書き下ろされた文章なんですが、私のようなおバカ大人にも充分読み応えありましたです。

曰く「自然こそ不変の価値なのである」 小6向けにしては難しい言葉使ってますが、たぶん親とか先生とか、生徒の向こうにいる大人を意識してワザとそうしたんやろね。子供に質問させて大人にも考えさせる。さすが司馬センセイ。わたしも考えさせられました。途中で寝ちゃったけど。満腹で読書するとアカンね。

また曰く「自分にきびしく相手にはやさしく。という自己を確立せねばならない」  助け合いの精神を訓練して身につけろ、とおっしゃる。訓練せな身につかんゾ、と。けど、どうも二十一世紀は罵り合いの精神を身につけたらしいヒトが目立つみたいです・・・。司馬さん、どないしたらエエですか?

 また別のところでは「国民が公への意識を持てなくなったら、日本は滅びる」と心配しておられました。これは今のわたし達が大いに考えなくてはいけない重大事なのですが、わたしなんぞがここでツバとばしても仕方がないので、これ以上書くのやめときます。どうか『この国のかたち』や『風塵抄』などを読んでみてください。

 じつは、久しぶりに真面目な読書をしたら疲れて、今も眠いです。もう寝ます。

お大痔に。