前回、吾輩ハ暑ガリデアル、なんてことを書きました。そんな私でも車のメーターが外気温7℃、なんて表示する朝はヒーターを使います。最近は朝晩ヒーター入れっぱなしになりました。
そんな朝、運転しながら歩道を見ますと、集団登校の小学生たちが歩いてゆきます。その中に、たいてい一人か二人は半ソデ短パンの男の子が混じっています。自転車通学の中学生にも学校指定の半ソデ短パン体操服の男子がいますし、高校生にもカッターシャツ一枚で、しかも胸をはだけて自転車をとばしてゆく野郎がおります。よく観察していると、今時分だけでなく冬の間ずっとそんな服装の子が一定数いるのですね。私の住んでいる地域でも真冬になればへたすりゃ氷点下でして、彼らの姿には自称暑がりの私もさすがに震えアガルのです。
いったい、あのコたちの感覚はどーなっとるんでしょうか。どうしてあんな薄着でいるのか？ 寒くないのか？ 直接聞いてみたいのですが、車を停めて渋滞をおこすわけにもいきません。それに近頃はやたらと子供に声をかけると犯罪者扱いされますから、ひとり悶々と推察して、いくつか仮説をたててみたのです。
仮説その①： 親または教育者によって薄着を強制されている。私らが子供の頃はよくあったことですが、児童虐待が叫ばれる昨今、これはまず無いかな。
仮説その②： 柔道とか剣道とかの武道に励んでいて「心頭滅却すれば寒くない、押忍！」という頼もしい日本男児である。
仮説その③： 単純に、超がつく暑がり少年団である。
仮説その④： 伊達の薄着でおれば女のコにもてるとカン違いしている、おバカ男子集団である。
さて、皆さんはどうお考えでしょうか。私としては、仮説その④が一番ありそうな気がして・・・え、子供をバカにしとるって？ いやいや、決して④的な思考はキライじゃないのですよ。むしろ好きで、応援したいのであります。
私自身、「そんな恰好で寒くないんですか？」といわれることがちょいちょいありますが、その度にちょびっと得意な気分になるのは、おバカ男子の気風を残しているからでしょうな。理想に燃えていれば寒くないのさ！ おバカ男子に栄光あれ―！
ああ、ハナが垂れる・・・お大痔に。
