「おバカんじゃさん、この冬どれくらい太りましたか? 私、けっこう増えちゃって」
キットカット抹茶味をかじりながら、パンストマスク嬢が声をかけてきました。
本当のこと言ってエエんかいな。ちょっと迷いましたが、事実を告げることにしました。
実は、12月からダイエットをちょっと頑張った。ここ2か月でマイナス 1.4キロですわ。
「がちょぴーん! なんでそんな悪いコトするんだッ! この裏切り者!」
予想通りの反応でした。けど、そんな涙目にならんでも・・・。
話はとびます。先日、テレビで阪神の近本光司選手に密着したドキュメントをみまして、そのストイシズムのかたまりのような姿に、わたしゃ大いに感銘をうけたのであります。睡眠以外の時間100%で、体を鍛える。技を磨く。自分と相手を研究する。そして試合で結果を出す。やはりプロの選手となると、生活のすべてを競技にささげないとダメなんですなあ。厳しい世界や!
ところが、彼が遠征先で食事する場面は意外でしたよ。なんでも、行きつけのトンカツ屋さんがあって、しかも注文はロースカツ定食と決まっとるんですと。・・・あのう、プロスポーツ選手って揚げ物は食べないんでないノ? しかも脂が多いロースカツって、だいぶイメージと違ったなあ。
わたしの勝手な想像ですが、遠征先での食事くらいは好きなものを食べないと、長いシーズンを乗り切る精神的なスタミナがもたない、ってことかもしれません。3年連続ベストナインの秘訣は、案外この辺りのバランス感覚かも・・・。
近本選手の自己管理と、ワシのダイエットなんぞは比べものになりまへんが、久しぶりにトンカツを食べてみようと思いました。パンストマスク嬢よ、ダイエットはひと段落や。明日の昼はカツ丼弁当にするど。
「また共食いですね。いひひひひひ」
これまた予想通りの反応でした。お大痔に。