異変に気付いたのは今年の3月ごろでした。ミツバチがおらへんやんか。
よく散歩する道端に、とうにオオイヌノフグリもタンポポも菜の花も梅も咲いたのに、ミツバチの姿がない! 例年それくらいの時期なら、忙しそうに花をめぐる働きバチがいくらでも見られるはずなのに・・・。4月になってもいない。5月になってもいない。実は昨年、ミツバチが少なくなったような気がする、何かおかしいと、薄々感じてはいたのですが、今年は全く見えへん。ホンマただの一匹も見てない。
夏蕎麦の花が咲くと「ウゥゥゥゥゥンンン・・・」と微かな羽音を空気中に充満させて無数に飛び交っていた彼女らは、いったいどこへ行ってしまったのでしょうか。まさに「沈黙の春」であります。
どうなっとるんじゃ!?
あまり世間では認識されていないようですが、昆虫は野菜や果物や牧草の受粉を担う重要な存在でありまして、虫がいなくなったら、人間も即座に飢えに直面します。
なんだか、腹の底が冷たくなるような不安を覚える今日この頃です。
ミツバチ、帰ってこい!
自然界もお大痔に。