私から強奪したおやつを貪りながら、私の写真はヘタだとパンストマスク女史は罵倒します。そりゃ、自分でも上手いとは思わんけどサ・・・。今回は下向きの写真集。
「この水色の花、オオイヌノフグリでしょう? なんでこれが “大きいワンコの睾丸” なんて名前なんですか?」
それ、ワシも不思議やねん。けど、甘栗たべながら “睾丸” とかいうのやめなさい。
「なんでー? あ、この白い花はイチリンソウだな」
イチリンソウていうんか、それ。ワシ知らんかった。意外に物知りやね。
「意外には失礼だ。これ、花びらの裏側がうっすらピンクでかわいいんですよー」
へええ、それも知らんかった。来年の春によく見てみるワ。
「ムシとかカエルとか、気持ち悪いの撮らないでくださいよ」
ワシには可愛いんやけどな。ところで、そっちの白い花は何の花か分かる?
「??? わかんない。なんですかコレ?」
さすがの食いしん坊にも分からんですか。ある野菜の花。(過去、ブログに載せた写真ですから分かるヒトには分かります)
「この大きなカゴみたいなのはナニ?」
それはイノシシ捕まえる箱罠。横倒しにされとるんよ。
「イノシシって、美味しいんでしょ? 捕まえて食べるのかなあ」
どうかね。害獣駆除の鑑札があったから、焼却処分かもよ。
「もったいない! お肉もらうにはどうすれば・・・」
自分で捕まえたらええんちゃう? でもイノシシは怖いぞ。写真の足跡もけっこうデカかった。10センチ近くあった。箱罠ひっくり返したのも、ソイツらかもしれん。イノシシは頭ええから、これ見よがしに罠を壊してくヤツもおるらしい。
「このクリはどこで採ったの? 私も連れてってくださいよー」
断る。場所はワシだけの秘密なんじゃ。
「ケチー! どケチー!!」
ワシの甘栗ぜんぶ食いよったくせに・・・。
「どケチー!! クリ拾い行きたいー!」
クリの季節はとうに終わっとる。もうすぐ冬やなあ・・・
「冬ならシシ鍋が食べたいです! イノシシ獲ってきて」
自分で獲りなさい。
「どケチー!!」
あんまりうるさく騒ぐので、もう一枚極めつけの下向き写真を見せてやりました。
「なにコレ?」
前につくったフンドシ。一回使っただけやけど。これでも食う?
「バカー! どケチのうえに、どバカー!! カエルに食べられちゃえー!!!」
ワシの写真、そんなにヘタですかね? お大痔に。