歳時記の冬の部をめくっておりましたら、「雪女郎(雪女)」という季語が目に入りました。そうです。小泉八雲の怪談にでてくる、男をとり殺してしまうあの妖怪のことですが、オバケが俳句の季語になっているのは珍しい。よく調べてないんですが、お岩さんとかドラキュラとかゲゲゲの鬼太郎なんて季語は、たぶんないと思います。
例句には、長谷川双魚というひとの句でこんなのがありました。
ひとの世の遊びをせんと雪女郎
・・・面白い句ですね。雪女がしたい遊びって、どんなでしょうか。
スキーだのスノボなんて、もう飽きてるでしょうな。雪山ではできんコトをやりたいんやろね。南の島でサーフィンとかスイカ割りとか。雪女さん、水着持っとるかな。・・・そうか、今は長距離の移動は自粛してもらわなアカンなあ。じゃダメか。カラオケもアカンか。いや、ひとりカラオケならOKかな。雪女さん、なに歌う? 個人的には山口百恵の曲なんか歌ってほしい。『いい日旅立ち』とか。
♪ 雪解け間近の北の空に向かい ♪
なんて、背筋がゾクゾクするほど似合ってますやん。凍りついてこっちが旅立ってまうね。・・・なに、中森明菜を歌いたい?『ミ・アモーレ』って、日本の妖怪なのに横文字かいな・・・。
♪ リオの街はカーニバル ♪
あ、やっぱり暖かいとこ行きたいスか。
♪ キスは命の火よ アモーレ ♪
雪女さん、意外に情熱的ですなあ。でも、そのキスで男をやっちまうんやろ?
そこのお父さん、アナタなら雪女と何して遊びます? え、お医者さんごっこですか・・・。
それも命がけですヨ。お大痔に。