好血圧だより

血圧をネタにする不真面目なブログです

年始早々不健康

古人曰く「バカは風邪をひかない」と。

だから自分には風邪をひく権利はないのだ、と信じてこれまで生きてきたんですが、なんということでしょう。インフルエンザに罹ってしまいました。もしかすると生まれて初めてかもしれません。

1月某日夜、微熱と咳がでたので翌朝近所のクリニックへ行きました。このこと自体、私としてはヒジョーに珍しいことです。で、念のためインフルエンザの検査を受けると陰性。ただの風邪でしょう、というので 「俺、まんざらバカでもないのかな」 とご機嫌で帰宅したところ、その晩、熱が39度を超えた! えらいこっちゃ。翌日は近所の医院がどこも休みで手も足も出ず。その次の日、再度の検査でインフルエンザA型と診断されました。その場でゾフルーザという薬を飲まされました。これは特効薬といってよい位すぐれた新薬らしいのですが、発症から48時間以内に飲まないと十分効果が出ないとのことで、私の場合は完全に振り遅れの空振り三振。

クリニックの先生の話では、ウィルスの数が少ない初期の段階では簡易検査キットで検出できないことがある、したがって私のような例は珍しくないとのことでした。

「ま、一週間くらいの辛抱ですから」 と気の毒そうに言われてフラフラと帰ってきたのですが、いやー驚いた。しんどかった。あんなにキツイもんとは知らなんだ。一週間では治らずたっぷり十日間、熱、咳、洟、関節痛というフルコースの満漢全席。何十年分かの請求書が一括払いで舞い込んだような気分でした。こんどから予防接種をちゃんと受けようと思います。

・・・というわけで、しばらくの間ブログのブの字もアタマに浮かびませんでした。それ位つらかったス。そこへゆくと夏目漱石なんかはえらいですね。吐血して死にかけてるときでも日記に 「痛くて一字も書けまへん」 と書いとる。正岡子規結核とカリエスでほとんど身動き取れない状態で、克明な日記と随筆まで残してますからな。私なんか、血圧測るのもおっくうでサボってました。そろそろ再開せにゃ。

みなさん、新型肺炎だけでなくインフルエンザにも気を付けましょう。

ホントにホントにお大痔に。