好血圧だより

血圧をネタにする不真面目なブログです

みどりの日

「やたらと伐らんといてや」

風薫る五月になりました。新緑が美しいです。今日はみどりの日

「我が国は緑豊かな自然を持った国であることにかんがみ、この自然に親しむとともに、その恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむことを願い」 制定された祝日だそうであります。なるへそ。

しかーし、日本の現状を見ていると、相変わらずやたらと緑地をつぶして「土地の経済的活用」とやらにのみ邁進しとるように思えます。ほんまにそれでエエの? むしろ木を植えるべきと思うんですが、温暖化対策を本気でやる気あるんやろか。特に大都市はヒートアイランド現象でひどい目にあってますが、さらに木を伐ってバカでかいビルなんぞ建てるってアンタ、自分ら自身をバーベキューにでもするつもりでっか?

巨大な遺跡を残した文明、たとえばエジプト文明とかギリシャ文明とかマヤ文明とかがなぜ滅んだか、その原因は諸説あるそうですが、その一つに環境破壊説というのがあるそうな。曰く、それらの古代文明人たちは自分達の文明(特に建築技術?)に酔い痴れ過信し、自然を軽んじるようになり森林を破壊した結果、異常乾燥やら洪水やらを引き起こして農業がダメになり、人口を養えなくなって衰退した・・・というのです。

ひるがえって見ますと、現代文明もどうやら同じ道を・・・知らんぞー。

 

「やたらと悪者扱いせんといてや」

ところで、花粉症でとかく嫌われるスギやヒノキですが、その花粉はアレルギーのトリガーにはなるものの、本当の原因は大気汚染や人間自身の生活スタイルによる免疫機能の異常によるところが大きいそうですな。つまり現代文明病ってことですか。

そりゃそうだわな。スギやヒノキなんて、大昔からいくらでも自生してたはずですが、日本で花粉症の発生がはじめて報告されたのは昭和30年代の中頃といいますもんね。そこを考えずに、短絡的にスギやヒノキを悪者扱いするのは、まさに「木を見て森を見ず」でありましょう。目先のコトだけにとらわれとると、滅ぶゾ。

珍しくシリアスなことを考えたみどりの日でした。

お大痔に。