好血圧だより

血圧をネタにする不真面目なブログです

お盆の血圧対策は

暑いですが、水筒もって歩きます。

私の場合、お盆休みは血圧が上がりがちです。墓参りして、ちょっとだけ草とりして、あとはクーラーの効いたところでぼ~っと高校野球なんぞ観ている・・・。運動不足と体重増加で血圧は上がる一方。当たり前です。ついでに頭もボケ気味。

なんとかしなくては。一念ぼっ・・・もとい、発起しまして、敢然と炎天下の散歩に出かけてまいりました。・・・とはいえ、熱中症なんかになっては本末転倒です。帽子かぶって濡れタオル首に巻いて、水筒用意して準備万端。なるべく涼しそうな所を歩きましょう。

夏河を越すうれしさよ手に草履  蕪村

裸足で渡ったら涼しいやろね。でも向こう岸の草むら、マムシがいそうで・・・やめときましょう。

川べりの道を歩いてゆくと「ピーポーピーポーピーポー・・・」どこかで救急車のサイレンがして、やがて遠ざかってゆきます。どんな患者を搬送しているのでしょうか。ひょっとして熱中症? それともコロナか? 

つい自分の身に引き寄せて考えてしまうのです。あの救急車は、大動脈解離ですでに彼岸に渡ってしまった人を運んでいるのかも・・・。私はそれを渡らずに済んだ。もしかして、さっき渡りかけてやめた川は、あの夜に三途の川を渡りかけた追体験だったのかも・・・?

いやいや、陰気なことを思うのはやめましょう。どうも暑くて頭がボンヤリしてきました。ちょっと涼しい所で休憩や。

風のある木陰は天国みたいや

夏の木陰はホンマありがたいですね。むかし、江戸幕府が街道の一里塚にエノキを植えて旅人の休憩ポイントにしたと聞きます。エノキは枝を横に大きく広げますから影が大きくて涼むのに最適でしょう。と、エノキではなくカエデの木の下で感心しきり。

 

葉っぱに葉っぱの影が映ると葉っぱは透けるんじゃね

氷をぶち込んだ麦茶を飲んで元気が回復してきたところで、好きな句をひとつ思い出しました。

 

 しぼり出すみどりつめたき新茶かな  鈴鹿野風呂

 

カエデの下でエノキを思い、麦茶を飲んで緑茶を思う。今日のワシはちょっとずつズレてます。マタズレになりませんように・・・と、また日盛りの道を歩くのですが、この日の最高気温は33℃だかで、すぐ休憩したくなります。ふィ~。また木陰で麦茶飲んで一息。しかし、ほんまにこれで血圧対策になるのかね。

血圧の心配とは無縁そうな中学生くらいの男の子が、自転車のカゴにホオズキと花を入れて、ゆっくり走ってゆきます。たぶん家の人にいわれて買いに行かされたのでしょう。これから一家でお墓参りかな。

 

故人を思い出す夏の空

この時期はお盆でもあるし、原爆の日とか終戦記念日とか、亡くなった人に想いを寄せる季節ですね。私も木陰から青い空を見上げて、亡くなったあの人この人を思い出していました。そのうちのひとり、私の伯父は兵隊に行ってましたが、戦争中の体験をなにひとつ語らないまま逝きました。よほど思い出したくない経験だったのだろう、と想像しているのですが・・・。合掌。

 

なにやら暑苦しい話題ばっかでしたな。かわりに、写真は涼しい感じものを選んだつもりですが、いかがでしたでしょうか。おまけにもう一枚追加じゃ。

アサガオのいろいろ

故人にも手向けたつもりです。

まだまだ暑さが続きます。お大痔に。